懐かしい未来 [4]










「私たちが呼ばれたのはこの後で」
「延台輔のお怒りも収まったと思ったら延王が火をつけるものだからいつまでも事態が収まらなくて、あれには困ったわね……」
「……って、どうしたの、楽俊?」
両手で頭を抱え込み、俯いてしまった楽俊に気付いた祥瓊が声をかけた。
話に区切りがついたと感じた鈴は、ゆっくりと冷めたお茶に手を伸ばした。
思いのほか長い話になったわねと独白のように小さく呟き、長く息を吐き出した。
のんびりとした二人とは対照的に、俯いたままの楽俊が聞き取れないほど小さな声で何かを呟く。
祥瓊が首を傾げ、聞こえなかったからもう一回言ってと、ごく普通に聞き返した。
「聞くんじゃなかった、って言ったんだ」
頭を掻きながら、顔を上げた楽俊の顔には困惑が滲んでいる。
彼らとの付き合いも浅くはない。それでも楽俊の理解の範疇を軽々と越える無茶苦茶ぶりだった。
同時にその場に居合わせなくてよかったと、心底思った。
陽子にも非がないとは言えないが、それにしても何故そんなことをさせ、してしまうのか、延王にも陽子にも到底ついていけそうにない。
「ずいぶんと懐かしい話をしてるよなあ……」
間延びしたよく知る声に、全員がその主を探した。
当人は卓子の下から顔半分を猫の子のように覗かせて、その紫の目を悪戯に細めていた。
「たい、ぐっ」
声をあげた楽俊の口にとっさに茶菓の饅頭を押し込めると、膝を屈伸させながら手を払い、延麒は軽く挨拶を示した。
「すぐに気付かずに申し訳ありません、おひとりですか?」
「おっさんがじきに連れてくるさ。俺は先に抜けてきた。莫迦莫迦しくって」
「毎年毎年、私たちも困ってるんですよ」
押し込まれた饅頭に噎せる楽俊の背を撫でながら介抱する祥瓊にそちらを任せ、鈴は椅子の背を引きながら、延麒に席をすすめた。
「もっと早く、お声をかけてくださればよろしかったのに」
「そう思ったんだけど、百面相する楽俊が面白かったから、つい」
こっそり成り行きを見守っていたのだと、延麒は述べた。
「ごめん! 遅くなった!」
忙しない足音とともに、目に鮮やかな赤髪の娘が息せき切って駆け付けてきた。
席についている面々が顔を上げると、その後ろから長身の男が二人、遅れて姿を現す。
「やっと全員か。まあ退屈しなかったけどな」
「す、すみません」
息も整わないまま、深々と頭を下げる陽子に延麒は気にするなと声をかけた。
ほっとした様子で頭を上げた陽子はようやく余裕ができたのか、背中を丸めて祥瓊に介抱されている楽俊に歩み寄る。
「楽俊大丈夫? どうしたの?」
「陽子……大丈夫だ。ちょっと饅頭が喉につまっちまって」
「ああ、災難だったね。でも、なんだって一体……」
涙目で顔を上げた楽俊に笑いかけながら、ふとそこにいた面子をぐるりと見渡す。
何かが違和として、琴線に触れたのだ。
楽俊だけがそっと、明後日の方向へ目を向けた。
「ちょっと待って、一体楽俊に何を話したの?」
「昔話だよな?」
「そうねえ懐かしい話だったわ」
「もう昔話よね」
まるでお伽噺だとでも言うように、鈴の黒い目が猫のように細められた。
ひどく胡散くさく感じられる表情に、祥瓊が笑いを堪えるのに慌てて顔を背け咳き込んだ。
「まさか……いまさらあれを話したの!? ひどい!!」
「ひどくないわ、昔話よ。私たちはわざわざ慶まで来てもらってるのに、待たされているお客様を退屈しないように、おもてなししただけ」
子供を諭す母親の如く正論を述べる鈴に陽子は反論する言葉を持たず、延麒までもその様子に陥落して肩をふるわせながら両手で口を蔽った。
一呼吸置き、大きく息を吸い込んだ陽子の口を後ろから伸びた手が素早く塞ぎ、その腕の中に体ごと仕舞い込まれた。
「衆目を集めております。冷静に、です。よろしいですか?」
頭上から振る声に陽子は首をひねって景麒をひと睨みすると、頷いて了承の意を示す。
それを見やって解放された陽子は、ひどくゆっくりと口角をあげ、鈴と視線を結んだ。
慣れない者が見れば、寒気のするような微笑みだった。
「今は収めるけど、あとで覚えておいてね……?」
「いいわよ。陽子が忘れなければ、それで」
脅しともとれる科白にあっさりと返される返事は朗らかで柔らかく、ある意味痛烈だった。
鈴の言葉に陽子のような含みがないことは誰にもわかっていて、だからこそ敗戦の色が濃かった。
むかし頭に血が昇り、売り言葉に買い言葉で家出すると口走った時に鈴は、夕餉までには帰ってくるのよ! と大真面目に切り替えして、大いに気力を削がれたことを思い出す。
彼女との会話はどうしてなのか気付くといつの間にか、丸く収まるようになっている。
「陽子はもうそれくらいにしておけ。ほらお主ら、主賓は誰だ? 人も増えたのだから場所を移すぞ」
それまで黙していた延王は一度手を叩くと、命令し慣れた物言いであっという間に全員を従えた。
消化しきれない感情をなんとか仕舞い込みながら、陽子は楽俊の傍に寄る。
「来てもらってるのに、待たせてごめんね。その……」
「気にするな、退屈はしてないぞ。ちょっと刺激が強かったけどな」
眉を下げて笑う楽俊に、陽子は穴があったら入りたい、と思わずにいられなかった。
「若気の至りだ。できたら忘れて」
「うん? そうだな、そうだな……」
呟く楽俊を横目に、全員が無理なんじゃないだろうかと意見を共にしているとも知らず、二人の会話はすでに別のことへと移っていた。
















いくつもの話し声がさざめいて、耳の中で波音のように響く。
聞くともなしに忍び込むそれは、存外心地よかった。
祥瓊と鈴が手際よく場を整える間、離れてそれを待っていると陽子がいつの間にか傍に立っていた。
「手は足りてるから、あっちに行ってろって」
追い出されたと暗に告げて、拗ねている。
眉を寄せ、不機嫌を露わにした顔はまるで幼子のようだった。
こんなふうに気心の知れた人たちといる時だけ、彼女はどこか幼い表情をすることがあった。
それを指摘すると、多分、リラックスしてるってことじゃないかな、とよくわからないことをいつか言っていた。
そんな時怪訝な顔をするのが面白いらしく、そうして煙に巻いたまま、白旗を掲げるまでは決して謎解きをしなかった。
だがそれに関しては彼女から明確な答えが得られなくても、もはや理解の及ばないことではないために問題はなかった。
訊ねた時でさえ、うっすらとわかってはいた。彼女の口から、ただ確証を得たかっただけ。
それをただ、聞きたかっただけだったから。
「ここの所ずっと切り詰めていらしたから、手伝いの手を断られたのでは」
むくれている陽子に言い含めるでもなく、何気なくこぼれ落ちたのはそんな思いだった。
独り言つ、陽子の顔を見ると彼女は唖然としていた。
驚きにか見開かれた目が、猫のように丸い。
劇的な表情の変化を不審に感じて、見慣れた緑の双眸を間近く覗き込んだ。
「何か?」
「何も。自分を反省しただけ」
答えているようでいて少しもそうではなかったが、何故か陽子が機嫌を直したのだけは確かだったので、深く触れずにおいた。
「みんなで前泊して楽俊を待ってれば楽なのにな……この面子だと目立ち過ぎて、しかも必ず何か問題が起こるから駄目だって祥瓊たちは言うし……」
愚痴とともに細く、悩ましげな溜息が吐き出される。
そもそもは宿を市中に用意こそすれ、忙しい陽子を気遣った楽俊は宮城に上がっていたのだった。この時、雁の二人は不在だった。
舞い上がった陽子がうっかりと女官たちに自分の命の恩人だから、くれぐれも丁重にもてなすようにと告げたせいで楽俊は陽子が姿を見せるまでの間にそれは手厚い歓待を受け、とてもただ旧友に会いに来ただけ、という雰囲気ではなくなってしまった。
結果、今日のような体裁を成している。
口は災いの元だな、と気落ちした陽子をおたおたと慰めていた楽俊の様子が、今でも目蓋の裏に浮かぶ。
だから一切の公の立場を排除した場に、毎回引き込まれることに戸惑いが大きかった。
元来気の利いた性質でないし、宴席も不得手だった。
けれどその輪の中にいて、疎外感を持つことは一度もなかった。 穏やかで雑多で、いつも温かかった。
それでも何か馴染みない感覚が、消えることはなかった。
特別言葉にしたことはないが、そこへ自分がいない方がよいのではないか、と漠然と感じていた。
何故陽子がそこまで自分の参加にこだわるのか全く理解に及ばず、ささやかな抵抗をしては最後には折れて従っていたが今日、何故かとついに彼女に訊ねてしまった。
彼女は途端に口を閉ざし、不思議そうにその呟きを何度も繰り返して、ほんの少しの間だけ質問の意味を探していた。






       私が、そうしたいと思うからだよ。






第一声はそれだった。それに、と声は続く。






       お前がいないと、楽俊はいつも言うんだ、台輔はお元気なのかって。仲良くやってるのかって、心配するの。だからいないと駄目なんだよ。楽俊だって、毎年会うのを楽しみにしているんだから。






声にならない吐息が、止められずにこぼれて落ちた。
驚きとともに、明確な形を持たず心の底で凝っていた何かが、ゆるりと解けてゆくのがわかった。
どうしてと思わず問いそうになるのを、飲み込む。
この二人は不思議と似通っている所がある。ある種の素直さや、子供のようにまっすぐに返される眼差しの透明さ。
それを向けられる時、いつも気圧される。
人が長じるに従いいつの間にか失ってしまう筈の物を、身の裡に抱き続けている人のしなやかさは眩しくて強い。
まっさらな言葉が、いつも深く胸に刺さる。
これという理由もなく、後ろめたい気持ちを引きずり出されて、落ち着かない。
自分さえもよく噛み砕けていない感情を、言葉になど説明できなかった。
何の返答もないことを陽子は訝しんだが、みんな待ってるから行こう、と手を引かれて今に至る。
いつまでもこの温かさに物慣れず戸惑う自分を、陽子はそういうものかと受け入れている。
それにどう答えたらいいのかはいまだにわからなかった。
「陽子、台輔」
祥瓊が顔の横で手を上げて、準備が整ったことを知らせる。陽子は短く返答して、景麒を仰ぎ見た。
小さく頷いて了承の意を示し、ともに輪の中へと歩き出す。
「今年も始まったなって感じだな」
「去年も、同じことを仰っていらした」
「そうだっけ? よく覚えてるね」
どこかくすぐったいような、明るい笑顔がこぼれる。つられて、自然と目を細めた。
遅いと手招きされ、手々に空いた席へと座る。
銘銘に満たされた茶杯が配られて、何がとも誰がともなく、そこから新年を言祝ぐ言葉が口々に発せられた。
楽俊の隣に座った陽子は、彼から両の手のひらに載るくらいの小包を受け取っていた。
「お母さんから? ありがとう、今年は何かな?」
「蓮の実を、砂糖で煮て拵えた菓子みたいだ。日持ちするから……」
「栗みたいな味がして、美味しいやつだね。すごく嬉しい。楽俊のお母さんが作るのは美味しいんだよね。自分で作ると、何か物足りないの」
そんなことはないと、祥瓊と鈴が口を挿んだ。
「人が淹れてくれたお茶が美味しく感じるっていうのと似てるんじゃないかしら。私はどっちも美味しくて好きよ」
祥瓊の手放しの賛辞に、陽子は頬を染めながらすぎたお世辞だと首を振った。
鈴が何の気なく頬の赤味を指摘すると、慌てて頬を抑えて撫でさする。その様子に雁の二人は遠慮なく声を上げて笑った。
「そんなに笑ってると、今年の新茶を進呈しませんからね」
不愉快を露わに陽子が抑揚なく言い捨てると、二人はぴたりと口を閉じた。
その様子に満足そうに頷くと、陽子は隣の楽俊に向き直った。
「お母さんにも楽俊にも、今年一番出来がいいのを送るから、楽しみにしてて」
「ありがとう。母ちゃんもかえって申し訳ないっていいながらも、楽しみにしてるからな」
「そう聞くと嬉しいよ」
喜色満面といった陽子と一瞬視線が合い、あらためて無邪気な笑顔が向けられる。




茶は旧来より慶の産業のひとつだった。
治める国の主たる特産物であり、その品質の誇るものは彼女がもたらした安寧秩序の結実と言ってもよかった。
腹蔵なく告げられる感謝と喜びの言葉は、彼女にとっては福音そのものだった。
笑顔を目にして、景麒は返答にわずかに頷いてみせる。
「こらこら、お前ら二人きりでもないんだから口にして喋れよ。ここに何人いると思ってんだ」
呆れたように延麒が口を挿むのに、陽子は無意識下のことを咎められて首を捻りながら延麒に顔を向けた。
「そんなこと、はじめて言われました。そう仰るなら、気を付けてはみます」
「うわ、気持ちの入ってない答えだなー。甘やかすなよ、困るだろう?」
暗に祥瓊と鈴に向けられた言葉だが、二人は顔を見合わせると余所行きの微笑みで延麒に応じた。
「特には困っておりません」
「今は私たちも何の問題ありませんので、大丈夫ですよ」
「ちょっと待って、何それ。あっさり流したけど実は盛大に皮肉られてるよね?」
「そんなことないわよ」
「気のせいよ、陽子ったら考えすぎ屋さんなんだから」
余裕のある温かい微笑みがそろって向けられて、陽子は眉をしかめて否定の意思をみせる。
「いやいや、誤魔化されないし考え過ぎでも気のせいでもないし、って危ない、またもてあそばれる所だった……恐ろしいな」
「もてあそぶなんて人聞きの悪い。主に陽子が自滅しているだけじゃないの」
「ひどい、もっと言葉を真綿にくるんで!」
「何をかや結局もてあそばれておるではないか。詮無いことだな」
「私は孫悟空ですか……」
肩を落とし、思わずと言った体で額を手で蔽う陽子に、楽俊が不思議な物を見るように首を傾げた。
「陽子、孫悟空ってなんだ?」
その姿に彼のもう一つの姿が重なって見え、思わず緩みそうになる唇を引き結んで何とか耐えて平静を装う。
「ええっと、向こうの話でね……」
隣の楽俊に、陽子はかいつまんで西遊記という物語のさわりを話して聞かせる。
聞き耳を立てていた面々が成程、と小さく笑みを洩らした。
楽俊との会話に意識を向けている陽子はそれに気付かなかった。周囲の反応に気付いた楽俊が一瞬視線を泳がせたが、それにも話に夢中の陽子はついぞ気付かなかった。
「はあ、それは……」
「いいよ、無理に言葉を探してくれなくても」
苦笑しながら陽子は無造作に手を振り、落ち着かない楽俊に気にしないように告げる。
「まあでも、陽子には緊箍児(きんこじ)はねえんだから、口でかなわない以外は、問題ないんじゃねえかな」
「そうなんだけどね。まわりはみんな、憎らしいほど口が達者なんだよ……」
楽俊の精一杯の慰めにほんの少し毒づきながら、陽子は右手の手首をそっと撫でさすった。
その仕草は見ている者に、先程の話を思い起こさせるには十分だった。
景麒もその仕草にぼんやりと思う。この主なら、たとえ緊箍児さえ、何とかして外してしまうだろうと。不思議な確信めいたものがあった。
何やら思い出したのか頬杖をついて愚痴をこぼし始める陽子を、宥めすかす楽俊と目が合う。
管を巻くような主の姿に、景麒は思わず目礼する。彼はそれを見やって軽く首を横に振った。
唇が音もなく、ゆっくりと動いて一言を告げた。
同意を示すのに、景麒も音なき声を、唇に刻む。






       春も、もうすぐですね。






       ええ。






ややあって楽俊の視線を追った陽子が、栗鼠のようにきょとんとこちらを見ていた。
驚いたようでもある表情に、何故だろうと不思議に思う。
陽子は次いで楽俊を振り返るも、彼は唇に人差し指を押し当てて、ただ莞爾とした。
「秘密、なの?」
「秘密だ」
常の彼らしくなく決然とした言い様に陽子は戸惑いを見せるも、それ以上の追及はせずに素直に受け入れた。けれど唇を小さく尖らせて、内心の不満は隠さなかった。
子供みたいだと楽俊が困ったように笑い、だって、と陽子は呟いてまた唇を尖らせる。




彼とこの会話を交わすのは、いつしか毎年のこととなっていた。
時節は、一年で最も寒さの厳しいころ。
だが確実に新しい季節へと移り変わっていくころだった。
他愛ない挨拶であるのに、そこに込められた感情の浮き立つような響きに、彼と同様に春を待ち遠しいと感じたことに気付いたのはいつだろう。
もはや恒例となっているので、音を失くしてさえ、こうして通じる。
また来年もこうして冬の終わりに、春の訪れを恋しく思う日が訪れるだろうかと未来を先んじてふと何故か不思議に懐かしいような気持ちに駆られる。
この時が、場が、連綿と続いていくことを特別なことだと思わず、そうあることを自然と望んでいるのだと気付き、一人軽い驚きを飲み込む。
また来年と、当然のように未来が続いていくことを受け入れているのはひとえに、波乱の国だった慶に平穏が保たれているからに他ならない。
視線の先で声をあげて笑っている人が、一片の躊躇も見せずに雲海に飛び込んだ頃には想像もし得なかった未来がここにある。
変わりない未来を信じていられることがどれほどの奇跡か、ここに知らぬものはいない。
「景麒」
陽子の呼ぶ声に答え、腰をあげる。ふと目線を巡らせた窓の外に、凌雲山が見えた。










Novels  [3]










タイトルは新居昭乃のファーストアルバムから。
言葉遊びの妙に惹かれて拝借しました。
前半で、陽子がキリストうんぬんと言った話は、アメリカドラマのBONESより。
ブードゥ教が絡む事件で、無神論者で法人類学者の主人公が敬虔なクリスチャンである相棒のFBI捜査官に向かって言い放った科白から。
キリスト教徒ではないけれど、かなり衝撃的だった。
雲海は、実のところ普通の海なのかまったく不明なので完全な想像で
何か不思議な生き物が住んでいる……かもしれない、と個人的に空想。
シャチみたいな背びれのある生き物だったら眺めるのが楽しそう。
なぜか最近東京湾に出没していると聞いたので、連想しました。


追記(2018.11)原作では、雲海の水で血の汚れを落とすと麒麟は早く回復する、とあるので液体はあるわけなのですよね。
それでまあ、なんらかの自浄作用があるのだなと作中で使いました。










2015.05.31